記事中にある孫さんのプレゼン動画は必見です。多少長い(2時間弱)ですけれど、日本の将来を真剣に考えていることが伺えます。なんとか同友会などからは、こんな発言は今のところ聞かれません。それに続くこころざしのある方が次々と出現していただきたいです。今は流れを変える大きなチャンスなのですから。
チェルノブイリ(ウクライナ)を見よ!
遅しの感のあった福島原発の事故レベル「7」だが、何故か発表後、その後の事故の報道は詳しくは報じられていない。どこが危険でどこが安全なのかの線引きに迷いが生じている模様だ。
政治の”指導力”ウンヌンを今さら言ってもどうしようもないことはすでに国民の多くは感じているのではないでしょうか。かといって、「だから今の民主党では駄目なのだ」といっても自民党政権下でも大なり小なりやり方としては同じこと。
今まで築きあげてきたライフラインが、こうもズタズタにされ、復旧さえもままならないのは、私は日本人の気質にも問題があるのではないかと思っております。
震災・津波の件では保証の問題も、どこまでを保証するのか。原発の問題でも避難地区の生活の範囲やそれまでの借入金の問題、会社、農業、漁業、はたして妥当な線引きは行われるのだろうか。
健康被害だって、首都圏でもレベル3程度といわれています。水の安全、食の安全はどこまで保証されるのでしょうか。電力の影響で産業界はこの夏のことを見据えて青色吐息の状態で、はたして日本経済そのものが停滞しはしないのだろうか。
今の日本人を暗くしているのは日本人の気質に問題は無いだろうか
桜咲く季節です。成長の早いソメイヨシノは100年で日本の領土を圧巻しました。かつて江戸時代はさまざまな種類の桜があり、大名たちや庶民でもこの季節、1ヶ月間は桜を見て楽しんでいられたそうです。まさにスローライフの世界だったのです。
明治以降、西洋に追い付け追い越せとたくましくがんばってきた日本人です。工業も経済も世界を圧巻して世界第2位の地位も手にしました。(現在は中国に抜かれ第3位)ほしいものは何でも手に入れてきたつもりになっていたのです。
道徳上ではほしいものを手に入れたらならその対象として失うものもあるのです、と、以前教えられてきたはずではなかったでしょうか。コンビニを経営している私ですが、震災後1週間は、本当にお客さまは、「開いててよかった」「食べるものがあってよかった」と、それまでとは違う光景を見せ付けられたのでした。
あって当たり前の世界が突然無くなって、無くなることへの恐怖からなのでしょうか、販売する側にとっても使命感みたいなものが芽生えてきたりしていました。そして、今・・・・以前と変わらぬ光景が繰り返されています。
「この店は無愛想ね挨拶もできないの」「アルバイトの学生がポイントカードをスキャンしてくれなかったのです」超忙しい時間帯なのに「ポテトフライ揚げてください」「ゴミ箱には家庭ごみが」「駐車場には食べたものを捨てる」「●△?★の本置いてありますか」「ゴニョゴニョ(何を言っているのか分からない)入れてくれた?」「ケータイでしゃべりながら会計する人」エトセトラ
これからは、大臣になる人には実地研修として「コンビニで3ヶ月間の勤務」を法律で義務付けてもらいたいくらいだ。コンビニやっていると日本人の気質がそれほどよく理解できるのです。
そういった気質を持つ日本人がさまざまな物を作ってきたわけです。原発、鉄道にしても、道路にしても「イザという時のため」も考慮して作ってきたと。それが今回ズタズタになって救援物資も円滑に送れない状態だったのです。首都圏では安全のため点検のためJRは動けず帰宅できない人が難民化してしまいました。
川柳
「馬鹿な奴は駐車場にゴミを捨て、頭のいい奴は放射能を撒き散らす」BY里見 智忠
「引きこもり」「学校に行かない」「就職しない」人が大勢います。私たちは本当に望んでこんな世界を作りたかったのでしょうか。どこか間違ってはいなかったでしょうか。
ウクライナでは
原発事故のときは必ず「原子力発電最大の事故チェルノブイリ」が比較されてでてきます。今後、福島の原発事故がどのような経過をたどるか、予断を許さない状況にあるが、最悪の事態として「チェルノブイリ」を想定しておけばよいだろう。ウクライナとは
ウクライナの国土は6000万ヘクタールと日本の1.6倍ほどしかない。しかし、その国土の約7割で農業が行われており、農地と草地を合わせた面積は4000万ヘクタールにも上る。これは日本の約10倍である。
日本では、「チェルノブイリ周辺の放射能汚染がいまだに除去されない」などと言った報道ばかりを耳にするが、ウクライナ農業は完全に復活しているのだ。
ウクライナで最も重要な作物は穀物である。92年には穀物を180万トン輸入していたが、2008年には1640万トンを輸出している。92年には輸入していた穀物を、年間1000万トン以上も輸出するようになったのだから、ウクライナ農業はここ20年ほどで強くなったと言っていい。
ウクライナは穀物をどこに輸出しているのだろう。2008年に、ウクライナが最も小麦を多く輸出しているのはスペインである。スペインには190万トンも輸出している。それに、エジプト、イスラエル、韓国、チュニジア、イタリアが続いている。
もし、ウクライナの土壌が汚染されており、そこで生育した穀物に放射性物質が含まれているのならば、外国がそのような穀物を買うことはないだろう。輸出量が順調に増加したことからも、風評被害を含めて、現在、ウクライナ農業はチェルノブイリ原発事故の影響を完全に払拭していることは明らかだ。
ただ、残念ながら、韓国がウクライナから60万トン(2008年)もの小麦を輸入しているのに、日本は輸入していない。今後、日本の農作物が風評被害に遭う可能性を考えると、日本はウクライナから積極的に小麦を輸入して、ウクライナの農民を助けるべきだったと思う。これまでの日本は、食物の安全と安心について少し過敏に反応し過ぎていたようだ。
チェルノブイリ原発から半径30キロメートル以内は、現在でも、立ち入り禁止になっているから、そこで穀物を生産することはできないが、それ以外の地域が長い間汚染に苦しむことはなかったのだ。
原発事故が国全体の農業に対して、長期にわたり悪影響を及ぼすことはない。原発事後が一刻も早く収束することを祈るばかりだが、「レベル7」になったチェルノブイリ原発事故でさえ、国全体の農業には大きな影響を与えることはなかった。この事実は、日本の農業を大いに勇気づけるものになろう。
ウクライナについての引用先
「ウクライナを見よ、原発事故でも農業は揺るがない」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5822
広島のカキ
戦後、原爆投下後60年たって、現在広島さんのカキは危険だという人はおりません。今から40年以上も前から広島のカキの養殖の歴史(広島海洋水産技術センター)があり、私はカキが大好きです。三陸のカキも早く食べたい。
福島の原発付近の方も必ず将来戻ってこられますので、それまで他の住居での生活をがんばってください。
昨今、放射能によい食べ物として、山芋、昆布、ドクダミなどが話題になっています。特にお子様には毎日、昆布のお味噌汁を飲ませてみてはどうでしょうか。
日本は唯一の被爆国なのですから、その資料は今生かされるべきです。被爆農業は何年ころから大丈夫なのか、漁業はどうなのか?調べて、逐一TV等で報告してほしいものです。